無題

同級生の葬式に行ってきた。何度行っても辛い気持ちは変わらない(これで4回目だ)。この歳で逝ってしまった友達。どんな気持ちで過ごしていたのだろう。今僕は、あなた達に恥じないような人生を送っていけているだろうか。何気なく過ごしている日々、それがいかに大切な日々なことか。思えば、小学校、中学校を卒業してからほとんど交流はなかった。けれども、一緒に遊んだことはたくさん覚えてる。高校のときには、徹夜で麻雀もした奴もいる。翌日学校に遅刻して怒られた。成人式の時には、笑いながら話をした。みんな大人になっちゃったなーって笑った奴もいる。酒も飲めるようになった。けど、あなた達の思い出話をしながら飲むのは、けっこう辛いものがあるんだ。あいつはああだった、あいつはこうだった。話すたびに切なくなってくる。けれど、そんな思い出を悲しいからって忘れたくない。いつまでも心の中に、時々引き出して、みんなで語り合いたい。もうそれくらいしか、僕達にはできないと思うから。だから、忘れない。覚えてる。思い出を忘れないように、あなたに、あなたたちに恥じるところがないように、毎日を生きる、一生懸命生きる。ありがとう、さようなら。また会いたかった。酒でも飲みたかった。愚痴でもこぼしたかった。
また、会いに行くよ。とびきりの酒を持って。